古い農家がコンバージョンで 農家モールに生まれ変わりました
きっかけ
古い農家や離れの建物を 改装して農家モールに活用しようと考えていました
自身が農家の11代目であり 価値の無くなった農家の建物や古民家に
どう価値を付けて楽しんでいけるか 会社を引き継いだ時から考えていました
初めて妄想したのは20代の頃でしたので30年前くらい前になります
農業と言うキーワードでつながった人たちが
集ったり スペースやヒト・モノ・コトを共有する場にできないか と.
一言で言うと 農業系のコワーキング・シェアスペースを構想しました
畑や農家を間借りでき 外キッチン・作業場や外道具もレンタルできる・・・など
里山資本主義を リアルに実現してみたい
何を準備したか・準備期間
自社の構想にあう補助金があるかについては毎年調べていました
今回 事業再構築補助の活用が見込める事でチャレンジしました
申し込もうと決めてから 実際に応募して工事がスタートするまで 約1年くらいかかっています
実現に至るまでのストーリー
農家を上手に活用している先進国について視察し 体感してきました
最先端の農園で有名なイギリスと ファームトリップが人気のハワイ島を 選んで行ってみました
建物や配色といったハードの部分と ハードを活用している観光の組み立て方など ソフトの部分を学んできました
参考になる部分が大変多い実りのある視察でした
実際やってみて
今まで埋もれてしまっていた場所が息を吹き返し
まさに価値が無かったものに価値がついたという感覚があります
使わないから捨てるではなく 使わなくなったものにどうスポットライトを当てたら
その場所が輝くかを 社員さんや来客の方も感じ取ってくださっているようです
新しい生活や仕事場で 社員さん達にもさらに一体感が生まれ
生き生き働けるような職場であり 農家モールになったと思っています
ガレージでは ライブやマルシェが 開かれるようになりました
スペース利用者さんが企画してくれています
農家レストランや 発酵食シェフ 学童 託児所 と どんどん興味を持ってくれる人たちが増えています
これからの自走する広がりが楽しみです
これからの展開
弊社が行った農家モールは
お百姓仕事は辛くて大変だという概念を 農家は楽しく恰好良い場所であるという概念に
変化させる事が出来たと思っております
殺伐としている現代社会において
この場所で 畑仕事をしたり 緑に癒されながら珈琲を飲んだり バスケットボールをしたりできます
利用者さんの自給自足も叶うよう 貸農園事業も進めていきたいと思っています
薪ストーブやストリートピアノも ちょっとづつ実現していきたい
後輩へのアドバイス
以前に 一つの建物(古民家)のリノベーションをオレンジハウスさんにお願いしたところ
センスが素晴らしく、古民家が息を吹き返しました
今回は範囲を広げて 会社の敷地全体を農家モールとする構想でした
こちらも安心してコンセプトやイメージが共有でき
思い描いた農家モールが完成して 大変有難く思っております
本当にありがとうございました!