高校生アスリートのための食堂をオープンしました
きっかけ
他県から寮に入り サッカーアスリートとして研磨する高校生のための 学食をオープンしました
アスリート食堂を経営するきっかけとしては、
部活の学生寮を経営されている方から
『寮周辺で食事を作れる人材や場所があれば紹介して欲しい』と相談を受けた所からです。
学生寮側の話を聞けば聞くほど、規模や構想的に大掛かりだな…と感じました。
アスリート向けの食事づくりに興味がある適任者がいたのですが、
紹介するからには中途半端形ではなく、
きちんと一つの事業として成り立たせる必要性があると感じ、
色々なタイミングが重なって自ら会社を起こすことにしました。
何を準備したか・準備期間
まずは、“なにを準備したらいいのか”を知っている人と話す事からでした。
とにかく色々な方の話を聞いて、情報収集をしました。
泊まりがけで某Jリーグチームの寮母さんの所まで行った事もありました。
と言うのも、前例がない事業だったので、正解がわからなかったのが本音です。
その後はオレンジハウスさんと自分達の現状に合ったスタイルを形にしていきました。
実現に至るまでのストーリー
実は、8年前に中古住宅を買って
オレンジハウスさんにリノベーションして頂いた所から始まっているんです。
その時のオレンジハウスの担当者さんに、
「いつかこんな事をやりたい!」と話していて…
それが“お弁当”や“お惣菜”のテイクアウトショップで、
お弁当の無い寮の学生向けに提供できたら…そんな話だったと思います。
その時、構想を描き綴ったノートは、この事業基盤になっているように思います。
ただ、その時は本当に夢みたいな話で…
当時はフットサル選手として現役を続けながら
一般企業でバリバリ働いてキャリアを積んでいました。
それから、満を辞してこの事業に乗り出すことになったわけです。
ただ、なんの実績もない、起こしたばかりの会社に融資がおりるわけもなく、
ここが一番苦労した所です。
オレンジハウスさんと何度も何度もブラシュアップし、
事業計画を作り直し、何とか融資を受ける事ができました。
そこからは一気に事が進み、あっという間の準備期間でした。
実際やってみて
店舗が出来るまでは学生寮の台所を借りての食事提供だったんですが、
正直、本当に大変でした。
特に調理を任せている栄養士はフラストレーションと経験値を溜め込んだ一年間だったと思います。
そういった意味では店舗が出来た事で解消された部分もありますが、
経営者としては背負うものが大きくなりました。
特にオープン1週間後に新型コロナによる緊急事態宣言が出たことは全くの想定外でした。
とは言え、この期間にアスリート食堂としてテイクアウト事業に参入できた事、
またそのスキルやノウハウを学べた事はとてもは良かったです。
このことに限らずですが、何事も最後は必ずプラスに捉えるようにしています。
これからの展開
まずは目の前の選手の為にできることを全力で取り組み、
5年間で経営を安定させる事が目標です。
その後は、アスリート食を作れる人材を増やしていき、
人材派遣や宅配事業、アスリート食の開発事業なんかが出来たらと考えてます。
私もここで働く栄養士も、サッカーのおかげで人生を豊かにしてもらいました。
今の環境、状況に甘んじる事なく、努力を重ねて、
食の力で日本のサッカー界に恩返しができたらと思います。
後輩へのアドバイス
まずは一歩を踏み出すことですかね。
人に話すことも、ノートに書き出す事も、夢を形にする第一歩だと思います。
踏み出さなきゃ何も変わらないし何も起きません。
成功も失敗も経験できないんです。
恐怖に負けず、好奇心を盾に前へ進みましょう!
get to first base‼︎